東京三菱＆UFJ合併延期の不思議

東葛人的視点さんのブログでも指摘されているけど、何故システム統合できないから合併そのものを延期するのか判らない。そこそこ不便がない程度に使える程度のシステムが出来ていれば良いんじゃないのかな？　頻繁に合併があった欧米（特にUS)で、ここまで厳密には合併時点でのシステム統合はやっていないんじゃないのかな。二重にシステムがあるとコストが掛かるので何れは統合するんだろうけど、合併日に間に合わせるなんてやらなそう。
良くも悪くも、日本の生真面目体質が出ている話だなぁ。
”何の付加価値も生まない勘定系システムに、必要以上の膨大なコストと時間をかけて“完璧な統合”を目指すことになりそうだ。”というのは、銀行にとってつらいよなあ。ちょっとのトラブルでも大多数の人が「まぁ良いか」と思ってくれないから、役所から銀行まで過剰に慎重になるんだろうな。

コメント 2

TBありがとうございます。
この種の完ぺき主義は、日本でも最近では影を潜めていたのですが、また出てしまいましたね。JR西日本の大事故でも明らかなように、こういう強迫観念が逆に失敗のもとになるということに早く気付いてほしいものです。
by 東葛人 (2005-08-11 22:07) 

コメントどうもありがとうございます。いつもBlogを拝見させて戴いています。
SEをやっているので、参考になる内容が多く、更新を楽しみにしています。
行き過ぎた完璧主義は、システム開発には向いていない気がしています（システム開発に限ったことではないですが）。余裕がない所には、より致命的な問題が宿りそうなきがします。
また、レガシーな銀行の勘定系とか経理のシステムなど、大変だけどエンジニアにとってそれほど面白くないシステム開発に、優秀なSE、プログラマを集めるのは難しい時代になってきているようですね。
by katsupon (2005-08-23 02:03)