救急車を呼ぶ前に！

横浜市消防局の「救急車を呼ぶ前に、よく考えましょう」というポスターがおかしい。ファンヒーターの使い方がわからず、救急車を呼んだ輩がいたことを事例に、不要不急--病気とか怪我以外で救急車を使わないでほしいということを訴えている。
そんな話ある分けないと思うが、実話らしい。よく考えないどころか、すごく悩んで考えた上で、救急車を呼んだに違いない。よく考えても、使用目的が間違っていたのだ。おそらく嘘の理由を電話で伝えたのだろう。
他にもタクシー替わりに呼んだり、いろいろ困った使い方をする人が増えているようだ。
横浜市消防局のHPによると、救急車一回出動の経費は、約四万円。お金の問題も大きいが、本当に病気や怪我で重大な局面に遭遇している人が、救われない可能性があることがより重大。ポスターは笑えて面白いのだが、もうちょっと真剣に訴えた方がいい。
救急車有料化案まで出てきている昨今だけど、あまり安い料金設定だと不正使用はなくならないし、４万円かかるとなると、お金がない人は頼めない状況になる。お金を取るとしても、健康保険と上手く組み合わせるとかしないと、機能しないような気がする。